2013/02/16 に開催されたPostgreSQLアンカンファレンスに参加してきました。 主催の永安さん、会場提供のアシスト株式会社さん、当日いろいろお話した皆さん、ありがとうございました。 僕は「PostgreSQLの超精密挙動測定」というタイトルで発表しました。
アンカンファレンスに参加するのは今回が初めてだったのですが(参考:アンカンファレンスについて)、 2トラックでタイムテーブルの一番最初が両方空いていたからとりあえず入れてみたら、 なぜかもう片方のトラックで誰も発表しなかったので、 運良く参加者全員に話を聞いてもらうことができました。 発表内容としては、PostgreSQLのクエリを実行している最中の細かなイベント情報を全部収集するトレーサと、 そのログを解析するスクリプトでどんなことができるか、 ということを簡単に紹介した内容です。 技術的にすごいことをしたというより、自分のために必要になったものを作ったのでそれを紹介した、 という感じです。 僕は普段I/Oしか見ていないのですが、 会場からはメモリのプロファイリングができると嬉しいという声も出てきて、 確かになあと思いました。 また懇親会のときに笠原さんから「フライトレコーダー作りましょう!」という話もありました。 今回僕が作ったトレーサのように全ログを保存するとなるとかなりログデータの量が膨大になってしまうのですが、 最新の限られたログだけを保持するフライトレコーダ方式にすると、 運用時にPostgreSQLがクラッシュした直前のイベントを詳細に解析できるので、 そういうものを作ると結構うれしい場面があるかもしれない、とのこと。 確かに出来ると結構役立ちそうな気がしています。
他の人の発表もいろいろと面白いものが多かったのですが、 なかでも特に気になったのが海外さんのfdwの話で、 まさかfdwでpostgres自身にloopbackして実質的なパラレルクエリ処理を実現しようという野望があったというのは驚きでした。
アンカンファレンスの後は懇親会にも参加しました。 懇親会はPostgreSQL本体のコードを読んでhackers ML(PostgreSQL開発者用ML)を読んでいることが前提みたいな濃いメンツで濃い話が繰り広げられ、最近にないくらいお酒がすすんでしまって翌日二日酔いで大変でした。
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